朝のメイク中に「ファンデーションをしっかり塗ったはずなのに、頬や小鼻まわりが白く粉を吹いたようになってしまう…」とお悩みではありませんか?
いわゆる“粉ふき”は、肌が乾燥しているサインのひとつです。放っておくと、メイク崩れだけでなく、肌荒れやくすみなど見た目にもトラブルを引き起こしかねません。
しかし、適切なスキンケアを行い、メイクの手順やアイテムを見直すだけで、粉ふきは大きく改善できます。
今回の記事では、化粧中に起こる粉ふきの原因から、効果的なスキンケアとメイクのポイントをわかりやすく解説します。
乾燥しやすい季節にも負けず、うるおいをキープしながら美しい仕上がりを保つためのコツがきっと見つかるはずです。ぜひ最後までご覧になって、今すぐ粉ふき対策をはじめましょう。
目 次
粉ふきとは?まずは症状を正しく理解しよう

化粧中に粉ふきが起こると、ファンデーションが浮き上がったり、乾燥している部分だけ白っぽくなったりするため、メイクがきれいに仕上がらず困ってしまいます。
ここではまず、そもそも「粉ふき」とは何か、そしてどのような肌トラブルをもたらすのかを解説します。
粉ふきがもたらす見た目・肌トラブル
粉ふきは、肌表面の角質が剥がれ落ちることで白く見える状態を指します。見た目には頬や目元が粉っぽくなり、メイクがヨレてしまうのが特徴です。
さらに、乾燥を放置していると肌内部の水分が失われやすくなり、かゆみや赤み、さらには小じわの増加など複合的なトラブルを引き起こす可能性があります。
粉ふきを引き起こす4つの主な原因
粉ふきは、複数の原因が重なっている場合もあるため、自分の生活スタイルや肌質に当てはめて確認してみましょう。
ここからは、化粧をした際に「粉ふき」が起こる主な要因を以下の4つに分けて解説します。
- スキンケアのやり方が肌状態に合っていない
- メイクアイテムや塗り方が乾燥を招く
- 生活習慣や環境の影響も無視できない
- 年齢によるターンオーバーの乱れ
それぞれ順番に解説していきます。
スキンケアのやり方が肌状態に合っていない
肌がもともと乾燥しやすい人が、さっぱりタイプの化粧水や乳液ばかりを使っていると、うるおいが十分に補えない可能性があります。
逆に、脂性肌の方が保湿力の高すぎるアイテムを使うと毛穴が詰まりやすくなり、角質の乱れを起こしてしまうこともあります。自分の肌質や季節ごとの肌状態を見極め、最適なスキンケアを選ぶことが重要です。
メイクアイテムや塗り方が乾燥を招く
マット仕上げのファンデーションや油分が少ない下地は、肌表面を乾燥させる一因になりやすいです。
また、ブラシやスポンジを強くこすりつけたり、圧力をかけすぎたりしてメイクをしていると、肌を傷つけてうるおいを奪う恐れがあります。肌との接地面をやさしく使うことで、粉ふきのリスクを軽減できます。
生活習慣や環境の影響も無視できない
エアコンが効いている室内に長時間いると、空気が乾燥して肌の水分が奪われやすくなります。
さらに、偏った食事や喫煙、睡眠不足などが続くと、肌のうるおいを保つ力が低下してしまうことも少なくありません。環境面と生活習慣を見直すことも、粉ふき対策の鍵となります。
年齢によるターンオーバーの乱れ
加齢とともに肌の生まれ変わりが遅くなると、古い角質が肌表面に長く留まりがちになります。
不要な角質が溜まることで化粧品の浸透を妨げるだけでなく、ファンデーションがムラづきする原因にもなるため、余計に粉ふきが目立ちやすくなります。
粉ふきを防ぐためのスキンケアのポイント

粉ふきを予防・軽減するには、まずは土台となるスキンケアをしっかり整えることが大切です。
ここでは、保湿ケアや角質ケアなど以下の具体的な対策をご紹介します。
- 保湿重視の化粧水・乳液で潤いをチャージ
- 美容液やクリームでバリア機能を高める
- 週1回程度の角質ケアでスキンケア効果をアップ
- おすすめの保湿成分(セラミド・ヒアルロン酸など)
- バスソルトで全身の乾燥対策をサポート
保湿重視の化粧水・乳液で潤いをチャージ
肌に十分な水分を与えるためには、化粧水を数回に分けてハンドプレスでなじませる方法が効果的です。その後、乳液やクリームで油分を適度に補い、水分が蒸発しないようフタをしてあげましょう。こうした保湿重視のステップを怠ると、化粧をした際に粉ふきが起きやすくなります。
美容液やクリームでバリア機能を高める
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたアイテムを追加して使用すると、肌のバリア機能をサポートできます。外的刺激や乾燥から肌を守り、メイクをするときの粉ふきを抑える効果が期待できます。テクスチャーの重さや使用感は好みに応じて選びましょう。
週1回程度の角質ケアでスキンケア効果をアップ
古い角質が残っていると、化粧水や美容液が十分に浸透しません。ピーリングや酵素洗顔、スクラブなどを週1回程度取り入れて、肌表面を整えておくとスキンケアの効果も高まりやすくなります。
ただし、過度なケアは肌を傷めかねないので注意が必要です。
おすすめの保湿成分(セラミド・ヒアルロン酸など)
肌の水分を抱え込む役割を担うセラミドや、うるおいを保つヒアルロン酸などは、粉ふき対策に頼りになる成分です。敏感肌の人でも使いやすい商品が増えてきているため、化粧品選びの際には成分表示をチェックしてみてください。
バスソルトで全身の乾燥対策をサポート
顔だけでなく全身の乾燥状態も改善するために、バスソルトを使った入浴を取り入れるのも有効です。天然塩や保湿成分を含むバスソルトは、湯船にゆったりと浸かりながら肌にうるおいを与え、血行促進にもつながります。
粉ふきを軽減するメイクのコツは?
適切なスキンケアを行ったうえで、メイクの方法を見直すと粉ふきが起きにくくなります。
ここからは、ファンデーション選びや仕上げテクニックを中心にお伝えします。
化粧下地は保湿力と密着度を重視
粉ふきが気になる方は、保湿成分が豊富に含まれている化粧下地を選ぶのがおすすめです。肌にしっかり密着し、メイクと肌をスムーズにつなぐことでファンデーションのノリも良くなります。
ムラづきの原因にならないよう、少量を薄く均一に伸ばすのがポイントです。
ファンデーションの塗り方を見直す
ファンデーションは、手やスポンジ・ブラシを使い分けて、肌に負担をかけないように塗ることが大切です。
例えば、リキッドファンデーションの場合は手のひらで温めてからやさしく伸ばすと、しっとりとした仕上がりになりやすいです。
粉ふきが強く出る部分には重ねづけを控え、下地でカバーするなど工夫しましょう。
仕上げのミストやフェイスパウダーで乾燥をブロック
メイクの最後に保湿ミストをふきかけると、肌にうるおいをプラスしながらメイク崩れを防ぎやすくなります。
フェイスパウダーを使う場合も、粉量が多すぎると余計に粉ふきが目立つ原因になるため、ブラシに少量取り、余分をしっかり落としてからふんわりのせると自然な仕上がりになります。
メイク直しのテクニックで粉ふきをカバー
時間が経って粉ふきが目立つときには、化粧水や乳液を含ませたコットンで軽くオフした後に薄くファンデーションを重ねるときれいに整います。
保湿下地やミストを小分けにして持ち歩くと、外出先でも乾燥を感じたらすぐに対策できるのでおすすめです。
粉ふき対策に役立つ生活習慣

スキンケアやメイクだけでなく、日々の習慣を見直すことも粉ふきの改善・予防につながります。
ここでは、特に意識しておきたい生活習慣のポイントをまとめました。
栄養バランスの良い食事と水分補給
肌のうるおいを保つためには、体の内側からのケアも欠かせません。タンパク質やビタミン、ミネラルなどをバランス良く摂取し、こまめに水分を摂ることが大切です。
コーヒーなど利尿作用の強い飲み物ばかりではなく、水やハーブティーなども取り入れましょう。
質の高い睡眠で肌のターンオーバーを整える
肌の生まれ変わりは睡眠中に活発に行われます。寝不足が続くとターンオーバーが乱れ、粉ふきが起こりやすくなる原因にもなります。
就寝前にはスマートフォンの使用を控えるなど、リラックスできる環境づくりを心がけてみましょう。
エアコンや紫外線などの外的刺激から肌を守る
エアコンの使用による乾燥や紫外線によるダメージは、粉ふきの原因になることがあります。加湿器を使う、定期的に換気する、外出時には日焼け止めを使用するなど、外部環境から肌を守る工夫を取り入れましょう。
過度な洗顔や摩擦を避けてうるおいをキープ
1日に何度もゴシゴシ洗顔を行うと、必要な皮脂まで落としてしまい、肌の乾燥が加速しやすくなります。洗顔やクレンジングは低刺激のものを選び、優しく洗い流すようにしましょう。タオルで拭くときも、こすらず押し当てるように水分を吸収させるのがおすすめです。
粉ふきが起こったときの応急処置法
メイク中や外出先で突然粉ふきが目立ったときには、簡単に実践できる応急処置法を知っておくと安心です。
ここでは、すぐに取り入れやすい方法をご紹介します。
化粧水やオイルを使った部分的な保湿ケア
乾燥が気になる部分に化粧水や美容オイルを少しなじませ、肌を潤してからメイクを重ねると、粉ふきの白っぽさを和らげることができます。
使いすぎるとメイクが崩れやすくなるため、少量を手のひらにとって部分的にケアすると効果的です。
パフやスポンジの使い方を工夫してムラづきを軽減
崩れた部分をカバーするときは、パフやスポンジにファンデーションをとりすぎないよう注意しながら、優しく叩き込むように塗布しましょう。
こするように塗ると肌がさらに乾燥し、粉ふきが悪化してしまう可能性があります。
メイク直し前のやさしいオフで粉ふきをリセット
メイク直し時には、まずティッシュやコットンで粉っぽくなっている部分を軽くオフします。次に、保湿ケアをしてから薄くファンデーションやパウダーを重ねると、肌が落ち着いてきれいな仕上がりを取り戻せます。
粉ふきに悩む際のおすすめアイテム
化粧中に粉ふきがどうしても目立ってしまう方は、保湿力や使用感にこだわったアイテムを取り入れるのも一つの方法です。
ここからは、ローズ由来の成分で肌をやさしくケアできるアイテムをピックアップします。
ローズモイストミルク

ローズ由来の保湿成分や植物オイルがバランスよく配合されており、化粧水の後に使用することで肌にうるおいを与えながらやわらかく整えてくれます。
軽やかな使用感でありながら、粉ふきが起きやすい時期でもしっかり保湿できるのが魅力です。毎日のスキンケアに取り入れることで、化粧をしたときに粉ふきが起こりにくい状態へ導きます。
ローズモイストミルク
加齢や、乾燥による小じわやほうれい線などの年齢サインにアプローチ
国産で農薬不使用の“食べられるバラ”※1を贅沢に使用。15種類の美容保湿成分を配合し、滑らかなテクスチャーが、すっとお肌に浸透※2。美容成分をしっかりと閉じ込めて、もっちりとうるおい美肌へ。華やかなバラの香りと共に肌をやさしく包みます。メイク前にも、就寝前のお手入れにも。
※1ハイブリッドローズ花水、ハイブリッドローズ花エキス(保湿成分)※2角質層まで
ローズマルチミスト

メイク前の下地としても、メイク後の仕上げにも使いやすいミストタイプです。肌が乾燥したなと感じたときにシュッとひと吹きするだけで、ローズのやさしい香りとともにうるおいをチャージできます。
外出先でも手軽に使えるため、突然の粉ふき対策にぴったりです。
ローズマルチミスト
15種類の美容保湿成分を配合し、たっぷりと肌に水分を浸透※させて素肌力を底上げ。ハリ・弾力のあるクリアな肌へ導きます。
さっぱりとした使用感で毎日使いたくなるつけ心地。華やかなバラの香り。
※ 角質層まで
まとめ
化粧中の粉ふきは、肌の乾燥や角質の乱れ、メイクアイテムの選び方など複数の要因が絡み合って起こります。まずは自分の肌質やライフスタイルを振り返り、保湿を徹底したスキンケアや角質ケアで肌環境を整えましょう。
メイクでは、保湿力の高い下地やファンデーションの使い方を工夫することで、粉ふきを起こしにくい仕上がりを実現できます。
さらに、エアコンによる乾燥や偏った食事など生活習慣を見直し、肌のうるおいを内外両面からサポートしてあげることが大切です。
もし粉ふきが起きてしまったら、オイルや化粧水で部分的に保湿してからメイク直しをすれば、目立たなくなります。
ぜひ、今回紹介した対策を取り入れ、化粧時の粉ふきを防いで、なめらかな肌をキープしてください。