こんにちは！
ROSE LABOの栗山です。

本日は、ROSE LABOスタッフによる「バラ農園体験レポート」をお届けいたします。

普段はオフィス勤務のため、農園で作業をする機会は年に数回程度。
より多くのお客様に”食べられるバラ”の魅力をお届けするべく、私栗山が実際にバラ農園で栽培体験を行わせていただきました！

栽培の一日の流れや、農園でしか感じることのできない光景や香り。
実際に体験しないと感じることのできない様々な経験ができ、とても学びの多い一日でした。

バラを愛する皆様、またROSE LABOを応援してくださっている皆様に、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

【体験レポートVol.1】夏のハウスの温度は「45℃」！？

ROSE LABOは、埼玉県の深谷市に自社農園があります。

「日本一暑い街」と呼ばれる熊谷市に近く、平均気温が高いため夏は早朝から栽培を行っています！

バラの香りは1日の中でも変化をしています。一番香り高くフレッシュな香りを楽しめる時間帯は早朝の涼しい時間。
太陽の日差しとともに上昇した気温によりバラの新鮮な香りは揮発してしまいます。

そのため、早朝の香り高いバラを楽しめるのは「バラ農家」だからこその特権です！
一歩、ハウスに足を踏み入れると、フレッシュでどこかフルーティーさを感じるバラの香りが鼻から全身にまで行き渡ります。

少し眠たい時間帯ではありますが、香りを感じるだけで「よしっ！今日も一日よろしくね！」と気持ちの切り替えができるのですから、香りのチカラって本当に不思議ですよね。

本日の天気はあいにくの曇り。朝から心地よい気温で栽培をはじめていましたが、気付くと額に汗が…。
ハウス内は、光を通し地面を温め、空気に伝わります。その空気がビニールで密閉されているため、少しずつ室温が上がっていきます。
さらに前日が雨だったこともあり、ハウス内は湿度が高く、まるで低温サウナのようでした＞＜

少し息苦しくなってきたので、ひとまず休憩時間に。

休憩時間、栽培担当者の飯嶋さんに「すごく蒸し暑いですね…。」とお話したところ、「今日は涼しい方ですよ！晴れの日のハウスは、45℃まで温度が上がりますからね。夏は毎日が体力勝負です！」と言われ驚きました…。

夏は毎日が体力勝負…。どんな天気でも毎日欠かさず丁寧にバラのお世話をしてくださっている担当者の方に、改めて感謝の気持ちが溢れてきました。

▼ROSE LABOが深谷市で栽培する理由は、こちらの記事でご紹介しています。

【バラ農園体験レポートVol.2】健康なバラに育てるためのポイント

農園のバラたちを眺めていると、一際背が高いバラがちらほらと。

栗山　この背の高いバラは、栄養の取りすぎだったり、成長をしすぎているのですか？

飯嶋　ここまで背が高くなるには、花枝（かし）と呼ばれる「花を支える枝」が強いんです！バラは木の仲間になるので、「茎」とは呼ばず「花枝」と呼びます。枯れかけている小葉や枝をこまめに剪定（せんてい）することで、花枝が強くなり背が高く育つんですよ。

栗山　なるほど！「花枝」の丈夫さが健康な証拠なのですね！もう一つ、このように頭が垂れているものは弱ってしまっているのですか…？

飯嶋　そう見えますよね！笑　でも、違うんです。バラの成長には光合成が大切で、バラたちが育ち密集してしまうと陽が当たる箇所にばらつきができてしまうんです。しっかりと陽に当たる位置にするために、わざと枝を折っているので頭が垂れているんですよ。

栗山　そうだったのですね！バラが成長するために、わざと枝を折っているなんて…バラの栽培にも様々な技法があるのですね。

飯嶋　自分たちで定植したバラですから。全てのバラが健康に立派に育つよう私たちも毎日が勉強です。バラって本当に魅力あふれるお花ですよ！

その他にも、健康なバラの特徴として花枝が太くて色味も濃度が高いのが特徴と教わりました！

毎日暑い中での作業で大変なことも多い中、笑顔でバラと接する飯嶋さんを見て自然と私も笑顔になっていました。

陽の当たり方や日々のこまめな手入れによって、育ち方が変わってくる…。
バラに限らずですが、農家さんたちの苦労ややりがいを少しばかり、感じることができた瞬間でした。

【バラ農園体験レポートVol.3】日々の剪定が大切な理由

今回メインで担当させていただいたのが、枝や葉っぱの剪定作業。
地道な作業ですが、バラの栽培にはとっても重要な作業なのです！

例えば、こちらのバラを見てみましょう！

画像をみると、一部茶色くなっている葉っぱがあるのが分かります。

この部分は残念ながら枯れてしまっているため、剪定が必要です。
剪定をしないと栄養がバラ全体に行き渡らず、大きく立派で健康なバラを咲かすことができません。

また、虫や病気との戦いでもある農薬不使用の栽培では、いち早くバラの状態を把握し、素早い判断のうえ、細やかに剪定をしていくことが最重要です。

大切な作業である剪定作業にしっかりと責任感を持ち、一輪一輪丁寧に剪定を行いました！

毎日この状態にしてあげることで、バラが元気にすくすくと育つんです！
一通りの作業を終えたら、剪定で切り落とした葉っぱや枝、雑草などを全て掃除します。

すべての掃除が終わった後、最後に遮光カーテンを閉めて本日の作業は終了です！

何度か行ったことのある剪定作業ですが、どうしても作業をしているとバラの棘が手指や腕に刺さります…。
仕方のないことですが、傷ができたり、手指が荒れたりと農家ならではの悩みですよね。

ROSE LABOでは、代表の田中が社員のために少しでも荒れがちな手指を労ってほしいと「ローズハンド美容液」が開発されました。

スキンケア処方で肌にもやさしく、しっかりとした保湿力なのにベタつかない。
そのため、農園での必需品になっているのです。
一緒に同行した撮影スタッフもカバンの中に入れていて思わず写真を撮ってしまいました♪

栽培が終わった後は、手洗いをしっかりとして最後に「ローズハンド美容液」でケアをする。
原料となるバラの栽培から一日がはじまり、そのバラから抽出されたローズ水やローズエキスをたっぷりと配合している自社製品でケアをして終わる。

今日は6次産業である「ROSE LABO」を改めて体感することが出来た、感慨深い一日でした。

【公式YouTube】オリジナルショートムービー公開中

公式YouTubeにて「バラ農園栽培体験レポート」のオリジナルムービーを公開しております。
ぜひ、お時間があるときにご覧いただけますと幸いです。